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有機coffeeクラブについて

インドネシア中部ジャワ州 Pati

ABOUT有機coffeeクラブについて

有機CoffeeクラブのWebサイトにお越しいただき誠にありがとうございます。
私は代表の徳永宏規と申します。

有機CoffeeクラブはLJA JAPAN株式会社が運営する有機コーヒーのブランドです。
皆様から末永くご愛顧いただけるよう努めてまいります。

LJA JAPAN株式会社は2012年2月にインドネシアと日本を結ぶ貿易会社としてスタートいたしました。
主な取扱製品はインドネシアの中部ジャワ州のコーヒー生豆です。
2022年現在もこのビジネスは続いており、今後コーヒー生豆以外でも様々なコモディティを輸入していく予定です。

ところで、突然ですが、貿易会社である当社が有機コーヒーの販売を始めた経緯を簡単に説明いたします。
フィリピンからカカオ豆の輸入を始めた際に、カカオ農家の共同体を訪れたことがきっかけでした。

カカオ豆はご存じの通りチョコレートの原料になる穀物です。
カカオポッドと呼ばれるラグビーボールのような形をした果実の中にカカオ豆が詰まっております。
生産者はカカオの木を育て、果実を収穫しその中からカカオ豆を取り出します。
カカオ豆がチョコレートになるまでには多くの工程を経る必要がありますが、カカオ豆を取り出した 後に最も大切な工程が「発酵」になります。
この工程はある程度の規模の設備が必要になり、小さな農家ではこの設備を持つことができないため共同でこの設備を保有しております。
この共同体に各農家からカカオ豆が集まり、精製後、買い手側に引き渡されます。

この共同体では、有機カカオの取り扱いを目指しているということで、
各農家を集めて有機農業の専門家を招いて勉強会を開いておりました。
農家の皆さんも熱心です。
彼らが有機カカオに取り組む理由は「有機」であることに付加価値が付くという以上に、より「カカオ豆の栽培を恒久的であるものにしたい」「カカオの品質を向上させたい」 というものでした。
有機農業の本来の目的は「土に負担をかけないよう、農薬や化学肥料を使用しない」というものです。
農薬や化学肥料を使用すれば短期的には良い作物が収穫ができるかもしれませんが、
土に負担をかけることにより農業の持続性はなくなります。

フィリピンのカカオ農家、共同体もそのことに気が付いておりました。

また、品質についても彼らはこだわっています。
「有機=おいしい」ではありません。彼らもよくそのことを知っています。
品質の良いカカオでなければいくら有機であってもお客様には 受け入れられないからです。
そのため品質を上げるためにはどのようにすればよいか、共同体あげての取り組みをしておりました。

コーヒーとカカオは全くの別物ですが、ビジネスの形態は非常に似ております。
共同体が主体となり、各農家から穀物の供給を受け精製をし、購買者へ引き渡されます。
コーヒーに関してはいくつかの共同体を見てまいりましたが、共同体がしっかりしている供給者のコーヒーは品質が安定しており、
良質のコーヒーが得られるという経験があります。
有機コーヒーを調べてゆくと、フィリピンのカカオ農家と同じようにコーヒーの共同体が一体となり
良質で持続可能なコーヒー栽培の取り組みを行っていること、また、有機であるということ以上に品質についても
強く意識をしていることがわかりました。
実際に有機コーヒーをいくつか飲んでみたところ、どのコーヒーも大変美味しく、しかも適正価格です。
こういった経験が私に有機コーヒーの取り扱いをする決断をさせました。

このサイトの名称は「有機Coffeeクラブ」ですが、
有機の認証がなくとも持続的なコーヒー栽培を目指すコーヒー農家共同体の取り組みを応援しております。
このサイトでは認証の有無にかかわらず、こういった取り組みを積極的に行っている供給者のコーヒーも取り扱っております。

農作物の取引、労働環境、環境保全の問題の解決は農作物の品質に直結すると考えます。
適正な取引、よい労働環境は生産者の生産意欲を上げ、環境保全は永続的な土壌との関係を意味します。
有機の認証がなくとも、彼らの取り組みが良質なコーヒーを作り上げているからです。

LJA JAPAN株式会社は2022年7月に神奈川県横浜市の焙煎工房で、有機加工食品の認証を取得いたしました。
海を越えて世界各国から集まった、持続可能な栽培に取り組む生産者のおいしいコーヒーを皆様にお届けいたします。

LJA JAPAN株式会社 代表取締役

徳永 宏規

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